WANDER SHANGHAI

淮海中路1828〜1834号

武康大楼東別棟

Wukang Mansion’s eastern annex

1930年の増築でアパート群が東へ広がる

淮海中路1828〜1834号の5階建て別棟を、1924年の主棟や435号の北側付属建物と区別して読みます。

歴史の年表を見る
木の葉の奥の別棟の白い壁と連続窓、手前の傾斜した構造物と暗い壁の角

2020年10月12日掲載・撮影日記載なし

武康路側から木々の間に見える別棟の背面。奥の白い壁と連続する窓格子の部分が別棟で、手前には別の建築部分も写っています。

朱喆 / Zhu Zhe · The Paper · 画像出典 · © Zhu Zhe / The Paper

建物の概要

建築年代
1930年1924年の主棟より6年後
建築家
Lèdreaux & Minutti1930年4月掲載の設計案の署名。竣工した全工事の設計者を断定するものではありません
建築の特徴
5階建てアパート独立した増築。根拠のない様式分類はしません
当初の用途
アパート住宅万国儲蓄会が元の建物の東側に増築
現在の用途
住宅住宅入口は公開見学経路ではありません
所在地
淮海中路1828〜1834号主棟の東側。武康路435号ではありません

建築と用途の資料[1] [2]

建物のはじまり

なぜここに建てられたのか

武康大楼の建築群全部が1924年に一度に完成したわけではありません。上海図書館は1930年の新武康大楼を独立した出来事として記録します。主棟の東側にある5階建て別棟です。一棟から複数のアパートへ広がる過程が、この敷地を読む鍵になります。[1] [2]

別棟と主棟は隣り合い、北側の車庫や付属室を共同利用しましたが、住所と建築段階は別です。主棟は通称1850号、別棟は1828〜1834号、北側付属建物は武康路435号。これを区別すれば、主棟の写真、設計者、すべての出来事を別棟へ移してしまう誤りを防げます。[1] [2]

見上げて、近づいてみる

足を止めて見たい三つの細部

5階と8階の高さの差

別棟は5階、主棟は8階です。淮海中路を歩くと、この規模の差が船の比喩よりも後の増築を識別しやすくします。[1] [2]

通りに沿って東へ

別棟は1828〜1834号で主棟の東に位置します。尖った角の立面の一部でも北側の旧車庫でもなく、方向と住所が場所を定めます。[1] [2]

共用施設と異なる年代

北側補助空間は新旧両棟を支えました。機能のつながりから同一年代、内部通路、同じ間取りを推定することはできません。[1] [2]

一棟の建物、さまざまな役割

時間をたどって建物を読む

写真には撮影年代または出版年代を明記し、確かな画像がない時期は文章で歴史を伝えます。

  1. 1924年

    主棟が先に完成

    ノルマンディー・アパート主棟が完成。この出来事に別棟は含まれません。[1] [2]

  2. 1930年

    東側に5階建て別棟

    上海図書館が新武康大楼の成立を記録し、住宅群が東へ広がります。[1] [2]

    左の高い別棟と右の低い2階建てスロープ付き車庫を描いた建築透視図

    1930年4月掲載の建築設計図

    1930年4月の『上海地産月刊』に掲載された、Lèdreaux & Minuttiによる別棟とスロープ付き2階建て車庫の設計図。竣工後の写真ではなく設計図です。

    Lèdreaux & Minutti Architects & Engineers · Realty Market (1930-04) · 画像出典 · © original creators / original publisher

  3. 1953年

    建築群が武康大楼の名に

    旧ノルマンディー・アパートが改称。「新武康大楼」「別棟」という呼称が東の後期部分を区別します。[1] [2]

現在と見学

街路から建物を読み解く

淮海中路の公共歩道から高さの関係を眺め、1828〜1834号の門牌で別棟を確認してください。[1] [2]

観察のポイント
5階と8階の規模の差、東側という位置を合わせて建築段階を読みます。
見学範囲
別棟は住宅です。主棟の撮影場所を探して玄関ホール、階段、屋上へ入らないでください。
地図で所在地を見る ↗

資料確認:2026-10-22 · 資料の確認は当日の公開状況の確認を意味しません。現地の掲示と管理者の許可に従ってください。

上海と世界

この住所から街区を読む

別棟は名所も成長することを示します。後から加わった小さな建物が、全体の使い方や街との関係を変えます。1930年を1924年の付け足しだけにしてはいけません。[1] [2]

435号の北側付属建物と一緒に読むと、尖った主棟は大きな住宅システムの最も目立つ一面だとわかります。暮らしや補助空間もその歴史です。[1] [2]

資料と画像の出典

本文は以下の資料に基づいて整理しています。未確認の情報はその旨を明記し、写真を掲載する場合は各画像の下に出典と利用条件を示しています。

  1. 上海図書館 · 武康大楼建築データ ↗

    1930年の5階建て別棟と1953年の改称を記録。主棟の設計者名をすべての付属建築の独立した設計者名に転用しません。

  2. 陳保平 · 武康大楼小史 ↗

    口述史著者による2023年の建築史。主棟・東別棟・435号の車庫を区別し、1949年以降の住宅化を記録。

画像処理と年代について

画像は各写真の下に記載したアーカイブまたは画像出典ページによります。サイズ調整とWebP圧縮のみを行い、元の縦横比を保っています。着色や描き足しはせず、古写真の粒子、ぼけ、スキャン跡も残しています。

画像は原資料の構図と比率を保っています。掲載日は撮影日とは異なり、不明な撮影年代は推定していません。部分写真、住宅群の写真、設計図は説明文で区別しています。