外灘3号 · 中山東一路
有利ビル
Union Building
建物の概要
- 竣工
- 1916年建築史記事に基づく。1918年とする資料もある
- 設計
- パーマー&ターナー・ジョージ・ウィルソンPalmer & Turner / G. L. Wilson
- 建築様式
- 自由ルネサンス様式石の外装と鉄骨構造
- 当初の用途
- 保険会社と賃貸オフィス当初はユニオン・ビル。中国語では友寧・聯合とも
- 現在の用途
- スリー・オン・ザ・バンド飲食および関連商業施設
- 所在地
- 中山東一路3号旧4号・広東路との交差点
建築と用途の資料[1]
建物のはじまり
なぜここに建てられたのか
Unionは保安保険会社の英語名に由来し、中国語では友寧や聯合と訳されました。その後、有利銀行が入り、銀行名でも知られるようになります。現在の「スリー・オン・ザ・バンド」は番地を商業名に変えたものです。[1]
パーマー&ターナーが上海で事業を始めた際、この計画をジョージ・ウィルソンが担当しました。古典的な外装の内側にある鉄骨は、事務所を柔軟に区切ることを可能にし、後の用途変更にも余地を残しました。[2] [1]
見上げて、近づいてみる
足を止めて見たい三つの細部
本当の長い立面は広東路にある
川側だけが建物のすべてではありません。広東路へ曲がると、細長い敷地に延びる窓列と、横道側に長い正面を置く構成が見えてきます。[1]
北東角の小塔が二方向を結ぶ
小塔が角の目印を高く掲げています。その下の入口、上の丸窓、頂部の輪郭が積み重なり、川沿いと広東路の双方から見つけやすくなっています。[1]
壁全体よりも入口に細部を見る
入口の周囲には柱、曲線の頂飾り、彫刻が見られます。細部写真の祝祭装飾は2013年当時の仮設的なしつらえで、当初の建築部材ではありません。[1]
2013年12月29日
北東角の入口にある曲線の頂飾りと彫刻。扉の祝祭装飾は撮影時の一時的なしつらえです。
Legolas1024 · 画像出典 · CC BY-SA 3.0
一棟の建物、さまざまな役割
写真のあいだに広がる歴史
前身の建物から現存する建物へ。写真には撮影年代または出版年代を明記し、確かな画像がない時期は文章で歴史を伝えます。
- 1912
- 1916
- 1922
有利銀行が入居
有利銀行が利用者となり、建物の名前も銀行と結び付きました。「有利」は当初の出資者の名前ではありません。[1]
- 20世紀後半
各種機関の事務所として継続
設計や地質などの組織が順次入居しました。用途が変わっても、角の小塔は外灘の景観に残りました。[1]
- 1994
改装前を伝えるカラー記録
1994年の写真は、スリー・オン・ザ・バンドになる以前の外観と道路の状態を残しています。実際に撮影されたカラー写真で、1920年代の資料ではありません。
1994年7月18日
商業改装前の有利ビルのカラー写真。窓列、小塔、周辺道路を比較できますが、戦前の写真ではありません。
Onedesign23 · 画像出典 · CC BY-SA 4.0
- 2001–2004
修復と商業施設への改装
改装後のスリー・オン・ザ・バンドは2004年に開業し、飲食などの機能が加わりました。建築史記事は改装の範囲をめぐる議論も記録しています。[2]
- 現在
番地が都市の楽しみの場の名に
運営者の公式サイトには現在も館内のレストラン、テラス、小塔の空間が掲載されています。利用は各事業者の案内に従います。[3]
現在と見学
街路から建物を読み解く
川側を見た後、広東路を少し歩くと、まったく違う建物の比率に気づきます。[3] [1]
- 番地を確認
- 現在の中山東一路3号と古い資料の4号は同じ建物です。
- 入口を見る
- 角の彫刻や広東路の長い立面を近くで観察できます。通常の出入りを妨げないようにしてください。
- 館内へ
- 飲食店や小塔の空間の予約条件は公式サイトでご確認ください。
資料確認:2026-10-19 · 商業施設だからといって全館自由見学ではありません。テラスや小塔も常時開放を前提にできません。
上海と世界
HSBCと同じ設計事務所を読む
パーマー&ターナーは後にHSBCビルなど外灘の建物にも関わりました。有利ビルの小塔とHSBCのドームを比べると、同じ事務所が敷地や依頼に応じて構成を変える様子が分かります。[2]
資料と画像の出典
以下の資料をもとに再構成しました。Wikipediaを翻案・要約・翻訳した本文は、CC BY-SA 4.0 で提供します。元記事の執筆者は編集履歴をご覧ください。写真の利用条件は各画像の下に記載しています。
- ウィキペディア・有利ビル ↗
沿革の照合に使用。年代の相違は本文に明記しています。記事は当サイトが独自に執筆し、写真の作者とライセンスは別途表示しています。
- 新民晩報・パーマー&ターナーの登場 ↗
喬争月による建築史記事。1916年の新聞を引用し、竣工年、設計者、鉄骨、2004年の改装を照合。
- スリー・オン・ザ・バンド・公式サイト ↗
2026年10月に運営ページを確認。館内レストランと小塔の空間を掲載。商業宣伝画像は転載していません。
画像処理と年代について
画像は各写真の下に記載したアーカイブまたは画像出典ページによります。サイズ調整とWebP圧縮のみを行い、元の縦横比を保っています。着色や描き足しはせず、古写真の粒子、ぼけ、スキャン跡も残しています。
商業改装前の時期は1994年の実写カラー写真で示しています。被写体とライセンスがともに明確な戦前の単体写真は、まだ収録していません。
写真は元の縦横比を保っています。入口の仮設的な装飾は当初の建築設計には含まれません。
